日本人は運動不足?!世界の主要都市別1日の平均歩数調査
フランスの大手スマートデバイスメーカーWithingsは自社のユーザーデータを元に、世界の主要都市の1日の平均歩数を分析し、その結果をインフォグラフィックでまとめました。
ウィジングズが展開しているアクティビティートラッカー(Activité 、Activité Pop 、Pulse O2)のユーザーデータを集計し、ニューヨーク、ロンドン、パリ、上海、そして東京という世界の主要都市の歩数データを比較しました。
1日の平均歩数をまとめたとことろ、ニューヨークは6200歩でもっとも多く、次いでパリが6129歩で2位、ロンドンは僅差で6106歩で3位となりました。それに対して、アジアの都市の上海と東京は、それぞれが5805歩と5703歩で、意外に少ない結果となりました。
激しい男女比が見られる東京
さて、歩数データを男女別で分析したところ、東京の平均歩数の少なさは女性の歩数が影響していることがわかります。他の都市においても女性の歩数が少ない傾向にありますが、東京の場合は男女比が特に激しく、男性が女性より約28%多く歩いています。
年齢によるアクティビティ減少
男女別に引き続き、世代別の歩数を分析しました。案の定、どの都市も年齢とともに歩数が減少する傾向にありますが、都市によってその差は様々です。
ニューヨークに焦点を当てると、その差がもっとも大きく、18〜29歳の平均歩数が7000歩近くに達しているのに対し、45〜60歳では、約6000歩まで減り、他の都市のほとんどを下回る結果になります。
一方、東京とパリはさほど差は見られず、年齢による生活の変化が少ないことが見受けられます。そのことが、フランスと日本は長寿の国である一因なのではないでしょうか。
休日を満喫している都市とは?
平日と週末の平均歩数を比較した結果、各都市における生活リズムの違いを見ることができました。
ニューヨークと上海では、週末の平均歩数が平日を上回り、アクティブな休日を過ごしていることがわかります。
ただし、今回分析した都市の中で、唯一平日の歩数が多かったのはロンドンでした。
イギリスは終業時間が比較的に早いということもあり、その分プライベートな時間をアクティブに過ごせるのではないでしょうか。
パリと東京においては、差はほとんど見られない結果になりました。