もしも地球がプチトマトなら 木星はスイカで 水星なんてコショウの実!?
昔の人は地球が宇宙の中心だって錯覚していたけど、そういうのを「井の中の蛙」っていうんでしょう。だって、私たちの母なる太陽は、数千億個の恒星がダイナミックに渦巻く銀河系の、渦の外のほうにいるのですから(太陽は約2億年かけて銀河系を一周しているそうです。その速度たるや秒速200㎞以上!)。その銀河系にしたって、宇宙のなかで銀河が身を寄せ合うように集中している局部銀河群の、ありふれたメンバーのひとつに過ぎません。もっとも宇宙の本当の大きさを、どんなに偉い学者先生もいまだに解明できていないから、地球が全宇宙のどのあたりにあるのか、結局は見当もつかないんですけどね。
宇宙の不思議について、楽しいインフォグラフィックスで紹介している『人類は宇宙の果てを見られるか?』(サイモン・ロジャース/著 ジェニファー・ダニエル/イラスト 主婦と生活社)より。